クワマイでもできる

クワマイでもわかる

Reality Composerでお気軽AR作り

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iOS13からARKit3になり、Reality ComposerというAppが配信された。ARコンテンツがお気軽に作れてシェアできちゃうし、Xcodeに持って来ればさらに本格的に作り込めるらしい。今回はiPadでクワマイを弾き飛ばすものを作った。正直解説なんていらないほど使いやすいけど、思い出としてメモ。

できたもの

作成手順

プロジェクトの新規作成

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[書類を作成]をタップすると新規プロジェクトが作成される。

アンカーを選択

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プロジェクトを作成するとアンカーの選択画面が表示される。床とか壁とか顔とか、何を基準にARを表示するか選べる。他には画像とか立体物もアンカーにできて楽しそう。今回は水平方向(床)をアンカーにしてみた。ちなみにこれはあとで変更できるのでお気軽に選んで大丈夫。

オブジェクトの編集

f:id:kuwamai:20190926134926p:plain アンカーを選択すると立方体が置かれたシーンが表示される。オブジェクトをタップすると円と矢印が表示され、それぞれ回転とスケール、位置の変更ができる。右上の立方体マークのアイコンをタップすれば細かく数値を指定できるし、外観や物理特性を変更できる。今回は違うものを置きたいので削除。

オブジェクトの追加

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右上一番左の+マークのアイコンをタップするとオブジェクトが追加できる。単純な図形とか家具や食べ物など、デフォルトでいろんなオブジェクトが選べる。今回はUSDZを読み込んでみたいので、[読み込み済み]の+アイコンをタップ。

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フォルダに保存されてるUSDZを選択できる。USDZの作り方は下記サイトが大変参考になりました。

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選択すると[読み込み済み]に表示されてシーンに追加できるようになる。

ビヘイビアの設定

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タップしたら動くようにしてみる。デフォルトだと固定されてるため、まずは物理設定を変更する。オブジェクトをタップして選択、右上の立方体アイコンをタップし、物理の[含める]をONにすることで物理設定ができる。

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モーションタイプをダイナミックに変更する。他には素材や衝突判定方法を選べる。素材を氷にすると滑っていくようになった。

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オブジェクトをタップしたり近づくなど、ユーザーの行動に合わせてオブジェクトがアクションを返すことをReality Composerではビヘイビア(振る舞い)というみたい。右上のビヘイビアアイコンをタップ。+ボタンをタップすることでビヘイビアを追加できる。

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今回はタップすると力が加わるを追加。

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影響を受けるオブジェクトに先ほど追加したオブジェクトを設定。今回はアクションとして力を加えるを選択したので、力を加える方向や速度を変更できる。デフォルトの18km/hだと相当吹っ飛ぶので5km/hに設定。

動作確認

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右上の再生ボタンを押すと、ARを起動せずに動作確認ができる。今回はタップしてUSDZが飛んでいけばOK。ARアイコンをタップすれば実際にARを起動することができる。

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右上の...アイコンをタップすると書き出したりできる。誰かとAirDropクラウドストレージ等を使って作成したプロジェクトが共有できる。

f:id:kuwamai:20190926135123p:plain デベロッパをタップするとARセッションの記録と再生ができる。デバイスやアンカーの動きを考慮したプロジェクトの場合は便利そう。

おしまい

もっと頑張って手の込んだもの作っても面白そうだし、サッとデコって映える映像を撮るのも楽しそう。とりあえずお手軽だよってことが伝われば何より。